2章

影狼は目を開けた。
(ここはどこだ?俺は生きているのか?)
「目が覚めたようね。ここは警察よ」
真理亜の声がした。
影狼は身体を起こそうとしたが、拘束されていて動けなかった。
首を曲げると、真理亜が近づいてくるのが目に入った。
影狼は、自分がベッドの上に、全裸で寝かされている事に気づいた。
(くそぅっ、ぶっ殺してやるっ)
「凄いわ。あれだけやられて、その気迫。もう完全に心が折れたと思ってたわ」
真理亜は楽しそうに笑う。
影狼は無言で真理亜を睨み付けた。
「身体の調子はどう?」
(そういえば・・・)
「何の目的で治療なんか」
影狼の怪我は殆ど治っていた。顔の腫れも戻り、折れている骨も、潰された鼻も、もう痛まない。ただ、折れた前歯は、当然だが無くなったままだった。
「聞きたいことがあるのよ」
「なんだと?」
「あなた「影狼」でしょ?隠れ里の」
(そういうことか・・・)
「隠れ里っていう、大きな抵抗組織があるのは知っていたわ」
(考えるな、考えるな)
「潰したいんだけど、場所がわからないのよ」
(考えるな、考えるな)
真理亜はくすっと笑った。
「思考から調べる気は無いわ」
「なんだと」
「あなたの意思で教えて欲しいの」
「言うと思うのか?」
「今、教えてくれたら、協力者扱いであなたは助けてあげるわ」
「侮辱するな」
「言うと思ったわ」
真理亜は楽しそうに笑った。そしてジャケットから携帯電話を出すと、おもむろにボタンを押す。
「私よ。予定通り。そう、よろしく」
それだけ言うと携帯電話を元に戻した。

数分後・・・。
ノックの音がした。
「いいわよ」
と、真理亜。入ってきたのは若い女だった。
型までの茶色い髪で、黒いレザーのフレアスカートと黒のチュニック。
身長はおそらく、160前後だろう。
23歳の真理亜と比べてもかなり若い。
(見たことは無い。こいつも能力者か)
「そうよ。紹介するわね。この娘の名前は「由衣」。対テロの特殊警察、見習いよ」
影狼の目が厳しく光った。しかし・・・
(ちょっと若過ぎないか?)
「ふふっ、そりゃ若いわよ。彼女はまだ17歳の現役高校生だから」
真理亜が答える。
紹介されて由衣は微笑んで会釈した。青い冷たい目が光る。
(まさか、こいつが取り調べを?)
「その通り。彼女は取り調べが専門なの」
「べつに専門ってワケじゃないですよぉ」
由衣が楽しそうに言った。声も年齢相応の若々しさで、こんな少女に尋問されるかと思うと、影狼は屈辱感に震える。
真理亜は影狼を一瞥すると、由衣に向かって、
「聞き出す前に殺しちゃわないようにね」
と穏やかでない台詞を言い残し、部屋を出て行った。
そして部屋には、ベッドに拘束された影狼と警察官である十七歳の少女が残された。

由衣は影狼の傍らに立っていた。
下から見上げると、由衣の若々しい胸のふくらみが目に入ったが、政府や警官は敵、として育ってきた影狼には憎しみの対象でしかない。
「さてと、一応聞いておくね」
影狼はどうにか拘束から抜けられないものかと頑張ってみたが、解けそうな気配は全く無い。
「隠れ里ってドコ?」
影狼は無言で由衣を睨んだ。
「もぉ、そんな目で見ないでよ。怖いなぁ」
と、全然怖がってない様子で震える仕草をする。
そして、影狼を覗き込む。
「とりあえず、白状する気になったら教えてね」
そういうと、突然、影狼の拘束を解き始めた。
影狼は唖然とした。
俺を舐めてるのか?
しかし、由衣が解いたのはベッドに上半身を縛り付けている戒めだけだった。下半身と両手首は拘束されたままだ。
不可解な顔を見せる影狼に、
「キミの口を滑らかにするためにね、ちょっとあたしの玩具を紹介しようと思ってね」
と、由衣は意地悪な笑顔で言い、部屋を出て行った。

一人残された影狼だったが、逃げ出そうとは思わなかった。
残された拘束具が簡単に取れるとは思えなかったのだ。
少ないチャンスを逃さないためにも、無駄な体力は使わない。
影狼はベッドに転がったまま考えた。
自分は真理亜との戦いで名乗っていない。しかし、隠れ里の存在まで知っていた。
真理亜の能力は、思考を読む、と言っていた。思考だけで素性を調べるのは不可能なはずだ。
影狼の事、隠れ里の存在、そこまで知っていて、隠れ里の場所をしらない。
これはまるで・・・。

ガチャッ
とドアが開き、由衣が戻ってきた。
・・・犬のように四つんばいで這う男の背に乗って・・・。
男は裸だった。身体中の至る所に裂傷や火傷などの跡があったが、しかし、傷自体はもう塞がっている。
だが・・・、両手は肘から先が失われ、足は両方とも膝から下が無い。
肛門には新体操で使う棍棒のようなものが突き刺さり、口にはボールギャグの猿轡。
そして・・・、両の眼には、赤いヒールが刺さっていた・・・。
根元まで刺さっていたので、ハイヒールなのかピンヒールなのかは判断できなかった。
「・・・お前がやったのか?」
影狼は訪ねた。声は震えていた。
「もっちろん♪」
と、由衣は自慢げに言った。
「どうしたの?声が震えてるよん」
言って由衣はお尻を揺すった。男は小さく呻いた。
「早くも話す気になったのかな?」


影狼は物凄い形相で由衣を睨む。
身体全体が震えていた。
しかし、彼の震えは、恐怖ではなく怒りだった。
その間にも、男は由衣を背に乗せたまま、ゆっくりと影狼に近づいてくる。
「ぶっ殺してやるっ!」
「怖い怖い♪でも、拘束された状態でよく言えるよねっ」
言いながら由衣は両脚で男の胴を締めた。
ぐぅ
男は小さく鳴いて止まった。
男が止まってから、由衣は背中から降りた。
「つまりね、これがあんたの末路ってワケ」

由衣が影狼を見下すように笑って言った。
そして影狼に背を向ける。
そして男の横っ腹を蹴り上げた。
たいしたことは無い蹴りだったが、犬の男は簡単に転がり、仰向けになった。
由衣は男の顔の横にかがみ込んで座り、猿轡を外してやる。
そして再び立ち上がり、左足のミュールを脱いで男の顔面を踏みにじる。
すると男は、即座に由衣の足の裏を舐め始めた。
ピチャピチャピチャ。
「やめろっ」
思わず影狼が叫ぶ。
「よく調教してあるでしょ」
由衣が言った。
その間も男は、必死に由衣の足裏を舐め続ける。
「前にね、こうやって奉仕させてる時にね」
言いながら、由衣は足先を口の中に突っ込んだ。
「あ、あっ」
男が苦しむ。
「舐めながらあたしのパンツ見てたから、ピンヒールを履いて目を踏み抜いてやったの♪」
楽しそうに語る由衣。
「キミはちゃんと調教してあげるからね♪」
屈託の無い笑顔に影狼は屈辱で震える。
「俺を普通の男と一緒にするなよ」
「一緒にしてるワケじゃないよぉ。キミが壊し甲斐のある男だってのは、わかってるつもりだもん」
といいつつ、由衣は裸足の左足に、男の右目に刺さってるピンヒールを履いた。
「ぐっがぁぁ」
男が悲鳴を上げた。
「う・る・さ・い・よっと」
と言って由衣は足を上げ、男の目からピンヒールを引き抜いた。
ぐちゅっ
既に乾いていた眼窩から若干、血が噴出した。
「ああああああぁぁぁぁっ」
男が大きく叫ぶ。そんな男の首を由衣はミュールの右足で踏みつけて黙らせる。
「ぐぅ、うぅぅ・・・」
男が静かになったのを見計らって、右足もミュールを脱ぎ、左目のピンヒールを履いた。
今度は男が声を出さずに震えながら耐えている。由衣は意地悪に笑うと、足を捻りながら引き抜いた。
ぐちゅっずちゃっ
嫌な音がした。
「ぐぎゃぁぁああぁぁぁっ」
新しい傷ができたのか、多めに血が噴出した。
「あはははっ♪」
両目から血の涙を流し、男がのたうちまわる。
その様を愉快そうに見る由衣。
「もう、殺してやれよ」
影狼が言う。。
「紹介するね」
そんな影狼の言葉なんか聞こえないかのように、由衣が言った。
そして、苦しむ男の髪を掴んで顔を影狼の方に向けた。
「けっこう変わっちゃったけど、見覚えないかなぁ?」
悪戯っぽい笑顔で由衣がいった。
その男の顔・・・。どこかで見たことがあった。
「まさかっ!け、剣介さんっ!?」
「ピンポーン、大正解〜♪」
由衣が笑った。
しかし、もう影狼には、由衣の姿は映ってなかった。

首都に潜伏する抵抗組織の勇、「喉元の剣先」。その中で「剣」の名前を与えられた選ばれし戦士たちの中でも、最高の実力と勇気を備えた男。
それが日向剣介だった。格闘技の実力は影狼と似たようなものだったが、彼は影狼より6つ年上なので、影狼は兄貴分として慕っていた。
その彼が・・・。

「なぜなんだ、なぜこんな事を」
尋ねる影狼に対して、由衣は首を傾げて見せた。
「忘れたの?あたしは尋問官なんだよ?」
言って由衣はピンヒールを履いたまま、剣介の横顔を蹴り飛ばした。
「お前が知っている壊滅していない抵抗組織の名前を言いなさい」
由衣が言うと、剣介は必死に四つんばいの体勢に戻り、額を床に摩り付けた。
その卑屈な動作は最早、影狼が知ってる剣介ではなかった。
「は・・い・・、由衣・・さ・ま・・・。かくれ・・ざと・・とよば・・ている、そしき・・が・・り・・ます」
「場所はどこにあるの」
「由・・衣・さ・・・ま。わ・・たく・し・・・は、・・し・・ま・・せん」
ここで由衣は剣介の脇腹を激しく蹴り上げる。
「他に、何か知っている事は?」
「由衣・・・さ・・。か・・げ・・ろう・・と・・いう・・もの・・が、アジ・・ト・・来・・る・・こと・・が、あ・・・ま・・す」
「そいつは何者なの?」
「由・・衣さ・ま。か・・・は・・かくれ・・との・・せんし・・です。わた・・・しと・・おな・・く・らい・・のじ・・つり・・く・・です」
「ふ〜ん」
言いながら由衣は剣介の背後に回り、肛門に突き刺さっている棍棒を思いっきり踏みつけた。
「ぁぁぁぁあぁぁぁああぁ」
剣介は悶えながら失神した。

由衣は影狼に向き直った。
「ということでぇ、あなたの事を知ったのね。だから、確実に捕獲するために真理亜さんがこいつのアジトんとこで網を張ったってワケなの」
なんてことだ・・・。
影狼は身もだえした。
全て罠だったとは・・・。
影狼は由衣を睨んだ。
「真理亜さんは戦闘には向いてないけど、捕獲するのは得意だからね」
戦闘に向いてない!?あいつが?
「俺は何をされようが、口は割らん。さっさと殺すんだな」
「ふふっ、こいつも最初はそんな事を言ってたわよ」
言って由衣は、失神している剣介の肛門から、棍棒を引き抜いた。
「うぅわぁ・・」
剣介が意識を取り戻した。
「でも、次の日には、あたしの足を美味しそうに舐めてたけどねっ」
「剣介さん、しっかりしろよ!」
彼が肉体的にも精神的にも、手遅れなのは一目瞭然だったが、そう言わざるを得なかった。
彼は、影狼の声に全く反応しない。
「おいっ、剣介さんっ!」
やはり、何の反応も見せない。
由衣が意地悪な笑いを浮かべ、ヒールを脱いで素足を剣介の鼻先に持っていく。
すると、彼は飛びつくように舌を出して、由衣の足を舐め始める。
ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・。
「調教済みだからネ」
由衣は影狼の方を見ながら笑う。
「もうあたしの声以外は、こいつの頭には入らないの」
ぴちゃぴちゃぴちゃ
「さっさと殺してやれよっ」
影狼が、先程と同じ台詞を口にする。
「なんで?こいつも喜んでいるのに」
言って由衣は剣介の脇腹を蹴り、仰向けに転がした。
それでも由衣の足を舐め続ける。
仰向けになった剣介の股間は、最大限にいきり立っていた。
「調教済みだもん♪」
と同じ言葉を繰り返す。
「キミも、すぐにこうなるのよ」
と由衣の冷たい目で見つめられた瞬間、この十七歳の美少女に対し、微小ながら、はじめて恐怖の念が湧き出て、影狼は振り払うかのように頭を振った。

「おあずけよ」
由衣の一声で、剣介は足を舐めるのを止めた。
由衣は剣介の髪の毛を掴んで引っ張り、彼の頭が影狼と逆方向になるように向きを変え、うつ伏せに転がす。
そして、剣介が四つんばいになるのを待ってから頭を強く踏みつけた。
ゴツッ
剣介は顔面を激しく床に打ちつけた。
「うふっ、サービスタイムよ♪」
言って由衣はゆっくりとミニのフレアスカートをたくし上げると、水色のパンティに手を掛け、するすると脱ぎすてた。
一瞬、影狼の頭に、剣介の目に突き刺さっていたピンヒールがよぎったが、弱みを見せるわけにはいかず、目を逸らさなかった。
由衣の秘所は、黄金色の陰毛に覆われていた。
「大丈夫よ、べつに見たって目は潰さないから」
影狼は心を見透かされたようで軽い屈辱に苛まれる。
「こいつのは、足を舐める時に集中してなかったから罰を与えただけなの」
由衣はそのまま足を開いて床に座った。丁度開いた足が、剣介の頭を囲むような状態だ。
すると、突然、剣介が顔を上げた。そして、盲目のはずなのに、迷わず由衣の秘所に飛び込み、舌を出す。
ぴちゃぴちゃぴちゃ
「ふふっ」
ぴちゃぴちゃぴちゃ
歴戦の勇士、剣介は、貪るように拷問官である十七歳の女子高生の秘所を舐め続ける。
「勇士だ戦士だ言ったって、男なんて所詮はこの程度よね」
剣介に舐めさせながらも、挑戦的な視線は影狼に送っている。
由衣はスカートから手を放した。
スカートは剣介の頭を覆い隠す。
ぴちゃぴちゃぴちゃ
由衣の秘所を舐め続ける音だけが部屋に響き、いっそういやらしさを演じる。

「いずれキミにも、してもらうからね」


由衣が17歳とは思えない、妖艶な表情で言った。
影狼の下半身が、彼の意思とは裏腹に熱くなってくる。
ぴちゃぴちゃぴちゃ
「うふふっ、キミも興奮してるのぉ?おっきくなってるよん♪」
影狼は屈辱に震えたが、自分の意思では、どうしても元には戻せない。
「ふぅ」
言って由衣は立ち上がった。
「立て」
と言って、剣介の髪の毛を掴んで起こす。立てといっても、彼の足は膝までしか無い。
起き上がった彼の股間は、筋を脈打たせながらそそり立っている。
由衣は剣介を乱暴に倒した。今度は仰向けで、頭は影狼の方にある。
「これはどうかな〜」
と影狼を上目遣いに見て楽しそうに笑うと、由衣は、先程脱ぎ捨てたパンティを拾い、剣介の口に押し込んだ。
剣介は少し驚いたようだったが、すぐにくちゃくちゃと口を動かし始めた。
そんな剣介の頭を由衣は跨いで仁王立ちになる。
「口を閉じなさい」
そして、ゆっくりと剣介の顔面に腰を下ろし、自分の秘所で剣介の口を塞いだ。
「むぐっ、むぐっ」
剣介くぐもった声が聞こえる。
由衣はお尻を上下左右に揺らし続ける。
「これで、あたしの匂いと味を覚えさせたの」
と由衣は影狼に話しかける。
秘所で口を塞がれている上に、口内には由衣のパンティが詰まっている。
息をするためには鼻で大きく吸うしかないが、鼻先には由衣の秘所。
窒息の恐怖、そして息をするたびに残虐な美少女の匂いが充満し、剣介のペニスはますますいきり立つ。
どびゅっびゅっ
そのいきり立ったペニスが勢い良く射精した。
「あ〜あ、許可してないのに出しちゃったね〜」
由衣はペニスを見てはいなかったが、秘所に伝わる鳴動で射精を確信した。
由衣の台詞に剣介は恐怖を感じ、震えが酷くなる。
由衣は剣介の顔の上で上下左右にお尻をくねらせたまま、傍らに転がるピンヒールを手にとった。
そして、そのまま上体を反らし・・・、
「ハイ、罰よ」
「ぐぅぅむぐぅぅぐぅぅぅ」
剣介の苦しみが酷くなった。
由衣が剣介の尿道にピンヒールを突き刺したのだ。
「あははっ、おちんちんにフタしちゃったから、もう射精できないね〜」
と、由衣はケラケラと笑う。
尚も由衣はお尻を揺らし続ける。
「む、ぐ、ぐ」
剣介は窒息の苦しさから身もだえをする。
由衣はお尻をずらし、口だけでなく鼻も塞いで完全に剣介の呼吸を止める。
そして、場違いなほど可愛らしい表情で影狼に話しかける。
「参考までに教えてあげるはね」
言いながらも由衣はお尻を揺らす。
彼女のお尻に潰されている剣介が、くぐもった声を上げる。
「前にこいつ、これやってる時に、あたしのお尻を持ち上げて息しようとしたの」
言いながら由衣はお尻を上下にバウンドさせる。
「むっぐっ」
「くすっ。だから、こいつの手を捻り切ってやったの」
窒息のため、剣介の動きが緩慢になってきた。
ピンヒールで蓋をされているペニスは、射精した後だと言うのに、はちきれんばかりに勃起している。
「あはっ」
ここで、由衣が少し腰を浮かせた。
「ぐ、ぐぅ、ばぁ、がぁ」
秘所が離れても、口内には由衣のパンティが詰まっているため、呼吸は決して楽では無い。
それでも、ほんの少し呼吸をさせただけで、由衣はすぐにまたお尻を落とした。
「むぐっ」
「足はさ、許可無く立ち上がったから千切ってやったの」
無邪気な少女が股間の下で苦しむ男を無視し、影狼に話し続ける。
「あたしだって、理由がなければこんな事はしないから、安心してネ」
と言い、そして思い出したように、
「あ、でも、さっきまでこいつのケツに刺さってた棍棒は、友達が勝手にやったんだけどね♪」
と笑った。
窒息死が近いのか、剣介は彼女の下で小刻みに震えだした。
それでも由衣はお尻を揺すり続ける。
「キミは、これ、何分ぐらい耐えれるのかな〜」
言って、ようやくお尻をあげた。
ぶはっ、はっ、
剣介が荒い息を吐き出した。
「あたしさぁ、玩具はふたつもいらないんだよね」
言って由衣は凍りつくような冷たい視線を剣介に送る。
そして剣介の胸にお尻を移動し、拳を振り上げた。
影狼の目に映る、少女の恍惚の表情・・・。
バキッ、ボコッ、ベチャッ、メキョッ
「ぎゃっ、ぐ、ぎ」
由衣は剣介の顔面に容赦なくパンチを落としていく
バキッ、グチャッ
剣介の鼻が完全に潰れ、真っ赤な平面になっていた。
「これでよし」
そして由衣は再び剣介の顔面にお尻を移動させる。
鼻を潰された剣介は、残された口で荒い呼吸をしていたが、その開いた口を由衣が秘所で塞いだ。
剣介はなかばパニックを起こして、口を閉じようとしている。
顔面に座られるときは、口を閉じていないと罰を受けると思っているのだ。
彼の本能は、呼吸困難になることよりも由衣からの懲罰を恐れていた。
しかし由衣は相手にせず、右手でしっかりと剣介の頭部を固定した。
「うっ、ぐっっ、むぐっ」
ますますパニックになる剣介。
「バイバイ、けっこう楽しかったわよ」
言って由衣は、剣介の口へ放尿をはじめた。
チョロチョロチョロ
「ぐっ、むっ・・・・」
剣介のうめき声が消えた。
ごくり
彼は何とか飲み干そうとするが、濡れたパンティが喉につかえて邪魔をする。
チョロチョロチョロ
「うふふっ」
由衣の放尿は絶え間なく剣介を襲う。
パンティが少し流れ、食道でつかえた。
行き場を無くした由衣の小水は、逆流し、彼の潰れた目から溢れ出した。
「あははっ、泣いてるみたい〜」
剣介は身体全体で痙攣している。
「あははっ、歴戦の勇士が、女子高生の小便で泣かされてるぅ」
やがて放尿が終わった。
由衣は更に何度かお尻をくねらせて苦しめてから、ゆっくりと立ち上がった。
「よいしょっと」
その立ち上がった由衣の秘所から、黄金色の液体が数滴、剣介の顔に滴り落ちた。
剣介は小水の涙を流しながら痙攣していたが、やがて動きが小さくなってきた。
彼の口には、まだ大量の尿が残っている。
もう息絶えるのは時間の問題だった。
そんな剣介を、彼の顔を跨いだ状態で眺めていた由衣だったが、
「じゃあ、と・ど・め♪」
と言うと大きくジャンプした。
そして、腕で両脚を抱え込んでV字になると、パンティを履いていないお尻に全体重と圧力をかけて顔面に落下した。


ぐしゃっ


剣介の全身が大きく一度、跳ね上がった。
と同時に、ペニスからピンヒールが外れ、物凄い勢いで白濁液が吹き上がった。
「あっははは、最期にピンヒールを吹き飛ばすくらい興奮したんだぁ」
由衣は楽しそうに笑い、剣介の顔を、さらにお尻で蹂躙したが、彼が動くことは、もう二度と無かった。
由衣は立ち上がり、ゆっくりと影狼に近づいた。
「さぁこれで古い玩具は壊れちゃったっと」
言って影狼の股間を見る。
「あれぇ、萎えちゃったの?てことは、キミはマゾじゃなかったんだね、かわいそう」
言いながら、由衣はカチャカチャと影狼の拘束具を元通り装着していく。
「安心してっ、キミの尋問は明日からだよ」
言って、由衣は影狼の目をぺろりと舐めた。
「どっちにしても末路はアレなんだけどね」
言って視線を剣介にやる。

十七歳の美少女の下半身で殺された、屈強の戦士の無残な亡骸・・・。

「あたしはまだ何の能力も使ってないんだから、簡単には発狂しないでよね」
言いながら由衣は影狼の口にボールギャグの猿轡を嵌める。
「はい、これで少なくとも、自殺はできないっと」
言って影狼にウインクし、影狼に背を向けて歩き出す。
影狼の目には、フレアスカートに包まれた少女のお尻が、絶望の象徴のように映っていた。

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