一仕事終えたばかりのあたしは軽くシャワーを浴びてから
用意された部屋に向かった。

そこは天井が高いだけの二十畳ほどの広さの何も無い部屋。
いや、何も無いというのは家具が無いという意味で 、
実際にはあたしの餌である人間の男が十人ほどが
フローリング剥き出しの床に素足で立っていたのだが。
壁にはフックがいくつかとロープが部屋を横切るように
張ってあることだけが唯一の特徴だ。
 その意味を知らぬ彼らは全裸で二十代前半くらいの若者ばかりだった。
床暖が効いているので寒くは無さそうだったが皆不安げな表情を浮かべている。
同年代のあたしを見て少し安心したのかそのうちのひとりが話し掛けてきた。
「なぁ、ここは何なんだ? 留置所じゃないのか?」
 彼らは軽犯罪を犯したために抑留され選別された後に
ここに連れてこられたのだという。
 選別というのは外見もそうだが年齢、体力などの一定の基準によって
釈放されるかどうかを決めるものである。
 無論、ここに来なかった者が幸運なのは間違いない。
何故ならば彼らが生きてこの部屋を出ることは決して無いからだ。


「知りたい?」


あたしは声をかけた青年に身体を寄せ胸を押し付けて聞いてみる。
「あ、うん。それに君は…」
胸の先で彼の胸元をくすぐると彼の分身が反応を示す。周りの男たちも。
それはそうだ。一糸纏わぬ自慢のプロポーションを見せ付けあまつさえ
男の裸に寄り掛かっているのだから。
あたしは片手で青年のペニスを優しく握るとゆっくりと扱き出した。
「! いきなり、そんな」
先端から染み出してきた先走りの露をもう片手の指先で掬うと
口元へ運び舌先で嘗め獲る。
魂の味がした。
それに気をよくしたあたしが続ける。
「ここは食堂よ。あたしのね。…あなたたちはみんな、
 あたしに食べられるの。わかる?」
異常さに気付いたのか青年の肉棒が反応しかけるが萎える事は
あたしの指先と手の平が赦さない。
ざわめく男たちを尻目に青年はたちまち命のエキスを迸らせた。
あたしの能力で通常の十数倍の量はあるそれを胸元で受け止め、
両手でゆっくりと身体に塗り込めてゆく。
豊かな乳房を持ち上げ、下腹部や腰、腕や脚、もちろん
女の部分にも手を這わせて滑る身体を男たちに見せつけるように。
その場に尻餅をついて倒れ込んだ青年を横目にあたしは男たちに
話し掛ける。
「でもね、あたしを満足させたら助けてあげる。それで、どう?」
汁に濡れた指先を舐め上げながら言うあたしに戸惑う男たち。
それでも何人かは行動に出た。

「ふざけるな! こっちから犯してやる」
集められたメンバーの中でも気の荒そうな男が3人だけ
あたしに襲い掛かってきた。そうこなくては。
天井近くまで飛び上がって一人目の男をかわし、
二人目の男の背後に降りてそのまま羽交い絞めにする。
「な!」
天然ローションで濡れた身体を押し付けられた男は
たちまち抵抗する意志を失ったようだが
あたしはそれで満足しようはずもない。
「食前の運動」
そう呟くと両腕に力を入れてそのまま男を左右に引き裂く。
肉が裂ける音が部屋に響き引き千切られた間からは
臓物が零れ落ちる。その音も感触も心地好いものだ。
三人目の男が血飛沫を浴びて絶叫を上げた。
だがそれも続かない。
「うるさいわよ」
爪先で顎を軽く蹴ると途端に静かになる。
死なない程度に顎を潰してやったからだ。
断末魔は大好きだが手前勝手に叫ばれるのは嫌いだ。
最初に襲い掛かってきた男はそれを見て腰が抜けたのか
尻餅をついていた。そのまま押し倒して
頭に跨りあたしのいやらしい部分を顔に押し付ける。
咥え込むのは既に仕事で散々楽しんできた。
これから行うのは男たちの精を搾ることがメインだ。
それまで様子を窺っていた残りの男たちもこの場の狂気に呑まれたのか
勃起したモノを弾ませて男に乗るあたしの周りへと集まってくる。
密室で発せられるあたしのフェロモンがそうさせる。
普通なら人が殺された時点で恐慌状態になって逃げようと無駄な体力を
使うのだから。もちろんそういうプレイも嫌いではないが、
この場はそのような事には使われない部屋だ。
あたしは手近な男のモノに唇を寄せた。優しく、包み込んで味わう。
返り血が白濁した大量の汁に取って代わるのはそれからすぐのことだった。

足元には精を搾る責めに腰を抜かした男たちがゴロゴロと倒れこみ、
人いきれや精臭でムッとした空気に包まれた部屋はあたしの狩り場だった。
全身をドロドロにしたあたしは鼻歌交じりに、そのうちの何人かの男たちを
ロープに吊ってゆく。部屋に張ったロープはそうやって使う。
死なない程度に首を吊らせ強制的に立たせる為だ。
あたしは最初に搾精した青年に馬乗りになり、その周囲に情けない男どもを
立たせて次々と啄ばんでゆく。
部屋の真ん中に集めたのであたしの下には幾重にも男どもが積み重なっている。
肉に滑るいろんな汁の感触や喘ぐ息があたしを悦ばせていた。
「もうダメなの?」
 そのうちの一人は撃ち止めらしく、モノは破裂せんばかりに勃起しているのに
一滴も出ない。
「こっちはまだこんなに出るのに」
左手には別の男からたっぷりと出された牡汁が糸を引いていた。
気紛れに引き千切った睾丸から流れ出る血が混ざっているのはご愛嬌。
「もう出さなくていいよ。ごくろうさま」
あたしは右手を男の腹部に突き立てる。手刀で縦に斬ってそのまま
腹部に手を入れると生温かく心地好い感触が伝わってくる。
あたしは内臓を掻き分けて精嚢に指を伸ばすのだった。

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